マイホーム購入はいつがいいの?家を建てる4つのタイミングとは?

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マイホーム購入はいつがいいの?家を建てる4つのタイミングとは?

様々な方が夢のマイホームを建てています。

 

マイホームを考えたことのある方なら、最初にこう思うはずです。
 

「どのタイミングで住宅購入を考えれば良いのか」。そして、「一般的にどういう人達が家を建てているのか」です。
 

このページでは、マイホーム購入のタイミングについて、生活基盤のそれぞれの観点から一般的な平均についても解説します。

 

あなたの状況を把握するため、または検討していいタイミングなのかを確認し、家を建てる最適な時期を見極めるために参考にしていただければ幸いです。

1. 仕事の観点から知るタイミング

1-1. 勤続年数が5年以上で安定した収入がある

一般的に、勤務年数が長く、安定した収入がある場合、住宅ローンの審査にも有利で、経済的な基盤が固まっていると判断されやすいです。


5年以上勤めていれば、会社の良いところ悪いところも見え、今すぐ転職を考えていないのであれば、購入の検討もありです。


さらに、10年以上務めているのであれば、全国的にも優良のホワイト企業である可能性が高いため、住宅購入を十分検討できるといえます。

 

 

実際に10年以上務めていなくても10年間は同じ職場で働けそうと思えるならマイホームを購入する夢を検討してみてはいかがでしょうか。
 

1-2. 年齢の視点

はじめて注文住宅を取得した世帯の世帯主の年齢は「30歳代」が最も多く、次いで「40歳代」です。
30代後半から40代前半で家を買う人が多いことがわかります。


ただし、今転職を考えている方は注意が必要です。

転職直後などは住宅ローンの審査に影響するため、3年以上は同じ職場で働いている状況が望ましいです。
 

1-3. 世帯年収の視点

国土交通省が調査している「令和4年度の住宅市場動向調査報告書」によると、

はじめて注文住宅を取得した世帯の平均世帯年収は962万円とされています。

ただし、
この年収は平均値であり中央値ではありません。


具体例で説明すると、世帯年収400万が4組、世帯年収2400万が1組いたときの計5組の平均年収を考えると800万になります。

このように注文住宅を取得した一部の世帯収入が高いため、平均値として高く見えてしまっています。

 

 

「令和4年度の住宅市場動向調査報告書(p97参照)」から抜粋すると以下のような表1なります。

 

表1:注文住宅を取得した世帯の平均世帯年収

 400万未満400万~600万未満600万~800万未満800万~1000万未満1000万以上
40歳未満約3%約26%約33%約21%約11%
40歳代約7%約20%約22%約15%約15%

いかがでしょうか。

中央値は600万円台にあるように感じませんか?

 

 

世帯年収の全財産を使って家を建てるのではありません。

目的に応じて適切な家を建てることが望ましいのです。

 

 

※令和4年度の住宅市場動向調査報告書

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001610299.pdf

 

※平均値と中央値の分かりやすい説明についてはこちら

https://www.pref.kyoto.jp/tokei/monthly/tokeikyoto/tk2011/tkroom201106.pdf

 

 

2. 住宅ローンから知るタイミング

2-1. 住宅ローン控除を知る

まずは住宅ローン控除の存在を知る必要があります。住宅ローン減税と呼ばれることがありますが、正式には「住宅借入金等特別控除」といいます。


住宅ローン控除を利用すると、新築住宅の場合13年間、中古住宅の場合10年間にわたって年末の住宅ローン残高の0.7%を所得税から直接差し引くことができます。


この記事内では、住宅ローンを借りると節税できるお得な制度があるという理解で良いと思います。
 

なぜなら、住宅ローン控除があるから家を買うタイミングにはならないから。
制度の存在を知り、正しい家造りを進めましょう。

 


なお、制度の基本は変わりませんが、2024年から制度内容の変更がされましたので、以下の国土交通省住宅ローン減税のページをご確認ください。

 

※住宅ローン減税(国土交通省)

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000017.html

 

2-2. ローン完済時の年齢が重要

融資の審査基準には、健康状態、担保評価、勤続年数、年収など様々な要素がありますが、審査基準の詳細は非公開ながらも、最も重要視されているのは完済時の年齢といわれています。


多くの住宅ローンは最長35年まで借入れができますが、上限年齢を確認しなければなりません。
 

基本的には「住宅ローンの完済年齢は65歳まで」に設定することをおすすめします。
なぜなら一般的な企業で働ける年齢の上限が、65歳までで、60歳に設定するのは生活を圧迫する可能性があるからです。
 

ただし、65歳まで働く場合、会社の制度によっては60歳以降収入が大きく下がる可能性があるのでその点は注意が必要です。

 


長期のローンを希望する場合、高齢になるほど審査条件が厳しくなると考えられるため、できるだけ若いうちに申込むのがよいでしょう。
 

 

3. 貯蓄額から知るタイミング

3-1. 貯蓄額の視点

持ち家世帯の一世帯あたりの平均通貨性預貯金は672万円です。
詳細は総務省統計局の「家計調査(貯蓄・負債編) 調査結果」を参照してください。
 

家を購入するのにフルローンを組む選択肢もありますが、手付金は必要になるので注意が必要です。


手付金とは、土地売買や建物工事請負契約等で契約が成立したことを示す効果があるお金のことで、証約手付の他にも解約手付や違約手付などがあります。

 


相場としては、売買価格や工事費用の5%-10%が相場になり、100万円から500万円程度必要になると考えておく方が良いです。

 

平均的な住宅ローンの自己資金割合は30%程度です。購入を検討する予算の参考にしてください。

 

3-2. 支援金や援助の視点

最近ではご両親も一緒に住むという二世帯住宅も増えています。

 

単純な援助という意味合いではなく、一緒に住むための快適な新築住宅を検討する意味合いでの支援金があることがあります。

 

ただし、両親から住宅資金を援助してもらうケースにも注意が必要で、住宅取得等資金の贈与税の非課税措置を知っておく必要があります。


親や祖父母といった直系尊属から住宅の購入や増改築のためのお金を受け取っても、一定額まで贈与税がかからない制度です。

 

 

詳細は国税庁のページをご確認ください。
 

 

4. ライフスタイルから知るタイミング

4-1. 結婚・出産

家を買うタイミングで一番多いのが結婚したタイミングです。

パートナーと将来にわたってのライフプランを考えながら、どんな家に住むべきか選べるので良いタイミングと言えるでしょう。


また、住宅ローンを組む際も場合によっては夫婦でペアローンなどを組むことができるほか、若い年齢で家を買うこととなれば、定年前に余裕をもって住宅ローンを返済することも可能です。
結婚したタイミングで家を選ぶ際の注意点は、将来の住み替えの可能性を考慮して家を選ぶことです。

 


出産したタイミングで家を購入するケースも少なくありません。このタイミングであれば、将来的に子供が通う学校の学区など、教育環境を意識しつつ家を選ぶことができます。
言い換えると、「子育てがしやすいかどうか」という視点がここでは非常に重要です。
具体的には、教育環境のほか、周辺環境の治安が悪くないかや病院や公園などの公共施設がどの程度整っているかという点も考慮する必要があります。
将来の子供部屋などの間取りも考えながら、家を選ぶことができるのがメリットでしょう。
 

4-2. 子どもの入学、独立

有名小学校がある学区や私立などで遠くの学校に通わせたい場合などは、進学のタイミングで家を買うことも多くあります。


とくに有名小学校の学区内などは、将来的にも人気の土地である可能性が高いため、資産価値が落ちにくいというメリットがあります。


また、その分治安も良いことが予想されるため、進学のタイミングで家の購入を検討している場合は学区などの教育環境を意識して選びましょう。
子供が大学進学や社会人になり一人暮らしを始め、子供部屋が余ってしまったタイミングなどで家を購入するというケースもあります。


これまでのライフイベントと比べると、老後の生活を視野に入れて購入すると言うこともできます。


ここで注意しなければならないのは、老後資金とのバランスです。年金がいくらもらえて、月々の支出がどのくらいなのか計算に入れながら家の購入を検討しましょう。
 

4-3. 定年退職

仕事、子育てがひと段落し、第二の人生を楽しむために、と家を買う検討をする方もいます。


今後のライフステージの変化が比較的少なく、失敗しない家選びができるかもしれません。
一般的に、高齢者は経済的な不安や健康面のリスクなどから住宅を借りにくいと言われています。
住宅を借りるには入居審査があり、これを通過しなければ住宅を借りることはできません。
高齢者の場合には、住宅を借りるのに十分な収入や資産があっても、健康面のリスクから入居を敬遠されてしまう可能性があります。
 

マイホームがあればそんな心配もないですし、賃料を支払う必要もありません。

住宅ローンの支払いが完了すれば固定資産税のみとなるため、金銭的にも、安心して老後を暮らすことができます。
 

4-4. 情報収集や調査にどれくらいのリソースがかかるのか

ライフスタイルの視点でタイミングを決める場合は完成見込みも考慮する必要があります。


仮に知識ゼロの人が、注文住宅の検討を始めてから住み始めるまでの期間は1年程度は考慮しておく必要があります。
 

土地を持っている等の前提条件がある場合など早ければ8ヶ月程度、逆に土地決めなどが難航した場合などは2年以上かかる場合もあります。

仮に期間を1年とした場合の段取り概算は以下です。
 

  1. デザインや予算決めなどの情報収集:2ヶ月
  2. 協力企業探しや土地探し:2ヶ月
  3. プラン打ち合わせやローン手続き:3ヶ月
  4. 工事着工から入居:5ヶ月

 

協力会社の繁忙期やトラブルなどのリスク管理も考慮すると、1年以上の余裕を持って計画することをおすすめします。

 

5. 平均値で知るタイミング

前述で触れた平均の観点を一覧にしました。

あなたの状況を把握するため、一つの目安にしてみてください。

いずれも、「令和4年度の住宅市場動向調査報告書」「家計調査(貯蓄・負債編) 調査結果」を参考にしています。

5-1. 平均年齢

はじめて注文住宅を取得した世帯の平均年齢は30代が最も多く、平均41.1歳。

 

5-2. 平均世帯収入

はじめて注文住宅を取得した世帯の平均世帯年400万円台から800万円の間が最も多く、平均年収は962万円。

 

5-3. 平均貯蓄額

持ち家世帯の一世帯あたりの平均通貨性預貯金は672万円。
 

5-4. 住宅ローン平均返済期間

住宅建設資金および土地購入資金とも、返済期間は35年以上が最も多く。

住宅建設資金は32.8年。

土地購入資金は34.5年。

 

5-5. 住宅ローン年間平均返済額

住宅ローン年間返済額は、平均で 174万円。

年収に対する住宅ローンの返済負担率は16.4%となっています。

 

6. しばらく建てないという判断

家を購入するタイミングは、転勤の可能性やライフプランが固まっていない場合、それほど急ぐ必要はありません。


お金が十分にあればいつでも理想的な住まいを建てられるため、安定するまでしばらく貯金を続けるという選択も賢い判断です。


生活の変動に対応できるようにし、将来的に納得のいく家選びができるよう計画を立てることが後悔のない住まいを実現できます。


 

7. まとめ

いかがでしたでしょうか。

マイホームを購入する最適なタイミングは、仕事の状況、貯金の額、そして自分のライフスタイルを総合的に考えた上で決めることが大切です。
自分にとって理想の生活を実現するためのタイミングについて考え、見極めるためのヒントになれば幸いです。

 

 

以上、「マイホーム購入はいつがいいの?家を建てる適切なタイミング」について説明しました。

この記事を書いた人

ホームマップ編集部

一級建築士や宅地建物取引士、インテリア・福祉住環境コーディネーター、住宅営業、およびファイナンシャルプランナーが在籍しております。私たちは、住宅や生活空間に関する深い知識と実務経験を生かし、読者の皆様にとって有益で実践的な情報を提供することを目指しています。家づくりに必要な知識から、インテリアの最新トレンド、資金計画まで、各分野の専門家が連携を取りながら、質の高い内容をお届けします。私たちの記事が、より良い家づくりを実現するお手伝いとなれば幸いです。

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