はじめての家の買い方 ~ あらゆる家の買い方からあなたにピッタリの買い方をご紹介
最終更新日:

初めて家を購入する際には、どんな選択肢があるのか、どのように進めていけばよいのか不安に感じることが多いです。
この記事では、家を買う前に知っておくべき基本的な流れや、購入する家の種類に関する情報をわかりやすく解説します。
あなたにピッタリの家を見つけるために、ぜひ参考にしてください。
1. 家を買う前にまずはじめること
家を購入する前に、最初に取り組むべきことは、購入に向けた準備です。
ここでは、家を買う前にまずはじめることとして以下の通り解説します。
- 購入予算の決定
- 希望条件の洗い出し
それぞれ見ていきましょう。
1-1. 購入予算の決定
家を買う前に最も重要なステップは、購入予算の決定です。
予算を決めることで、無理のない範囲で家を探すことができます。
まずは、自分たちの収入や今後の生活費、ローンの返済計画などをしっかりと見直し、毎月どれだけ支払うことができるかを考えましょう。
一般的には、毎月のローン返済額が家計の30%以内に収まるようにするのが理想的です。
とはいえ、実際には、無理なく返済していける額はご家族の状況によって異なります。
例えば、お子様がいないご家庭と複数人いるご家庭では食費や教育費など、住居以外の費用が大きく違ってきます。
必要に応じて、ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談することも考えるとよいでしょう。
1-2. 希望条件の洗い出し
予算を決定したら、次に自分たちがどんな家に住みたいのか、希望条件を整理します。
例えば、立地や周辺環境、間取りや家の広さ、駅からの距離や学校区、買い物の利便性なども重要な要素となります。
自分たちのライフスタイルや今後の家族計画を考慮し、優先順位をつけるようにしましょう。
家づくりを進めていくと、全ての希望を叶えることは難しいという問題に行きつくはずです。
例えば、立地の良い物件を選べば、価格が高くなります。
また、お庭でBBQをしたいという要望がある場合、それなりの広さの土地が必要になりますが、この条件と「立地の良さ」を両方満たす物件を見つけようとすると高額になることでしょう。
この場合、広い土地を第一優先とするか、立地の良さを第一優先とするかが重要だといえます。
どの条件が絶対に必要で、どの条件は妥協できるかを明確にすることで、スムーズな家探しが可能になるでしょう。
2. どんな種類の家があるか
家を購入する際には、まずどんな種類の家があるのかを知ることが大切です。
例えば、以下のように分類できるでしょう。
- 新築注文住宅
- 建売住宅
- 中古住宅(リノベーション済/リノベーションなし)
- 新築マンション
- 中古マンション
新築注文住宅は高額になりやすいものの自分の理想を詰め込むことができる、中古住宅であれば既存の家から自分の理想に近い家を探す必要があるものの費用を抑えることができる、などそれぞれにメリット・デメリットがあります。
これらのメリット・デメリットを理解したうえで物件を選ぶことが大切です。
3. 戸建て住宅とマンションそれぞれのメリットとデメリット
戸建て住宅とマンションには、それぞれ異なる魅力があります。
選ぶ際には、自分たちのライフスタイルや将来の計画を考慮することが重要です。
以下では、戸建て住宅とマンションのメリットとデメリットについて見ていきます。
3-1. 戸建て住宅
戸建て住宅の最大のメリットには以下のようなものがあります。
- 自由度が高い
- プライバシーを確保できる
- 庭を持つことができる
- 将来子どもに遺しやすい
まず、戸建て住宅は自分たちの好みに合わせてリフォームしたり、庭や駐車場を使ったりできるなど、自由度の高さがメリットとして挙げられるでしょう。
また、隣接する住居がないため、騒音に悩まされることが少なく、プライバシーが確保されます。
さらに、建物が建っていない部分の空いた土地は、庭として利用することができます。
特にお子様がいる場合や、ペットを飼っている場合などは、庭があることで広々と生活しやすいといえるでしょう。
その他、建物部分は年数が経つことで資産価値が落ちていってしまいますが、土地については年数の経過だけでは資産価値が落ちません。
このため、将来の相続を考えると、土地を遺せる戸建て住宅の方がメリットが大きいといえます。
一方で、戸建て住宅には以下のようなデメリットがあります。
- 定期的にメンテナンスする必要がある
- 都市部ではマンションに比べると立地が劣りやすい
マンションの場合、修繕積立金を積み立てて、マンション組合で修繕等行っていきますが、戸建て住宅は全て自分でメンテナンスしていかなければなりません。
例えば、10年に1回外壁塗装を行う場合、実施する度に数十万円以上の費用がかかるため、計画的にお金を貯めておく必要があります。
また、特に都市部では立地のよい場所に戸建て住宅を建てることは難しいでしょう。
戸建て住宅を建てようと思えば、小さくても20~30坪程度の広さは必要です。
例えば、坪単価100万円のエリアであればそれだけで土地代金で2,000~3,000万円は必要です。
そもそも、都心部の駅近物件などは空いている土地を見つけることも大変です。
この点、中古マンションであれば立地のよい場所であってもそこまで苦労することなく物件を見つけることは可能でしょう。
3-2. マンション
マンションには以下のようなメリットがあります。
- 立地がよい
- セキュリティ面で安心できる
- マンション組合が定期的に修繕してくれる
マンションは利便性の高いエリアに建てられることが多く、アクセスのよい駅の近くなどでも比較的簡単に見つけることができます。
なお、すでに立地のよいエリアの土地は空いていることが少なく、立地を求めるのであれば中古マンションの方が良い場所で見つけられる可能性が高いといえます。
また、マンションはセキュリティの高さもポイントです。
エントランスより先には入居者以外入れないようになっていたり、管理人が常駐していたりするマンションもあります。
特に階数の高い部屋であれば、ベランダから侵入されるといったリスクも排除しやすいでしょう。
その他、戸建て住宅は自分で定期的に修繕する必要があるのに対して、マンションは入居者全員で毎月積み立てた修繕積立金を使い、定期的に修繕してもらうことができます。
このため、戸建て住宅と比べると突発的にまとまったお金が必要になるという可能性は少ないといえるでしょう。
一方、マンションには以下のようなデメリットがあります。
- 騒音やプライバシーの問題が生じる可能性がある
- 管理費や修繕積立金やなどランニングコストが高くなりやすい
- リフォームやリノベーションを自由に行うことができない
マンションは他の住人と生活空間を共有するため、騒音やプライバシーの問題が発生することがあります。
特に壁が薄いマンションだと、上階から子どもが走り回る音が聞こえたり、隣室から話し声が聞こえたりといった問題が発生する可能性があります。
また、管理費や修繕積立金が毎月かかるため、戸建てと比べるとランニングコストが高くなることがあります。
特に、コンシェルジュがいたり、共用部分にプールがあったりするマンションだと、管理費が高くなってしまいやすいです。
また、修繕積立金は築年数が古くなるほどに高くなっていくようになっていることがある点には注意しなければなりません。
その他、戸建てであればリフォームやリノベーションは全て自由に行うことができますが、マンションの場合は自分の専有部分に限られるのに加え、マンションによっては修繕できる範囲が決められていることもあります。
あらかじめ、管理規約を確認しておくようにしましょう。
4. 新築住宅と中古住宅それぞれのメリットとデメリット
次に、新築住宅と中古住宅のそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
新築には新築の良さがあり、中古住宅にはコストパフォーマンスの良さがありますが、どちらを選ぶかはあなたのライフスタイルや予算に大きく関わってきます。
4-1.【新築】注文住宅
注文住宅のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- 理想の間取りを実現できる
- 断熱性能や耐震性が高い
注文住宅の最大の魅力は、自由に設計できることです。
自分たちの好みやライフスタイルに合わせた間取りやデザインを実現できるため、理想の家を手に入れることができます。
また、新築であるため、最新の設備や素材が使われており、断熱性能や耐震性なども高いことが特徴です。
一方、注文住宅には以下のようなデメリットがあります。
- 時間と手間がかかる
- 費用が高くなりやすい
一方で、注文住宅は土地探しから設計まで自分たちで行う必要があるため、時間や手間がかかります。
また、自由に設計できる分、予算が膨らみやすく、計画的に進めることが重要です。
4-2.【新築】建売住宅
建売住宅は既に完成している建物を購入するもので、以下のようなメリットがあります。
- 手軽に購入しやすい
- 購入前に実際の間取りを確認できる
- リーズナブルな価格で購入しやすい
建売住宅は注文住宅に比べて手軽に購入できる点が魅力で、完成した家を見学してから購入を決定できるため、イメージとのギャップが少ないです。
また、土地と建物がセットになっているため、価格が比較的リーズナブルで、すぐに入居できるメリットもあります。
一方、建売住宅には以下のようなデメリットがあります。
- 細かい仕様変更ができない
- 他の建物と似たデザインになりやすい
ただし、設計や間取りはすでに決まっているため、細かい変更ができない点がデメリットです。
また、他の同じような建売住宅と似たデザインになってしまうこともあります。
4-3.【中古】リノベーション済み住宅
リノベーション済み住宅のメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 新築同様の家に住むことができる
- 新築と比べると費用を抑えやすい
リノベーション済み住宅は、内装や設備が新しく改装されているため、新築同様の状態で住むことができるのが魅力です。
また、リノベーション済みでも中古物件であるため、新築住宅よりも価格が抑えられることが多いです。
一方、リノベーション済み住宅には以下のようなデメリットがあります。
- 設備やデザインが自分の好みに合わない部分がある
- 基礎部分など手を入れられない部分がある
リノベーションの内容によっては、設備やデザインが自分の好みに合わない場合があります。
リノベーションされていない中古物件を購入した場合、購入後に自分の好きなようにリノベーションをできることと比べると、自由度は低くなってしまうでしょう。
また、建物自体の構造や外観は変えられないため、古い部分が残っていることもあります。
特に基礎部分が古いと、建物の耐震性が大きく損なわれる可能性がある点には注意しなければなりません。
4-4.【中古】リノベーション無し住宅
リノベーション無し住宅のメリットには以下のようなものがあります。
- 購入後に自分達で好きにリノベーションできる
- リノベーション済み物件と比べて費用を安く抑えやすい
リノベーション無しの中古住宅は、購入後に自分たちで改装やリノベーションを行うことが可能です。
これにより、自分好みの内装や間取りを実現できる自由度があります。
また、リノベーション無しの状態で購入するため、物件価格が安くなるケースが多いです。
一方、リノベーション無し物件には以下のようなデメリットがあります。
- リノベーションの費用を考えるとトータルではリノベーション済物件と変わらない
- 購入後すぐに入居できない
リノベーションには別途費用がかかるため、トータルで考えると新築とそれほど変わらないコストがかかることもあります。
また、購入後にリノベーションを実施する場合には、すぐに入居できない可能性があるため、その間の仮住まいの用意などしなければならない点には注意が必要です。
5. 新築マンションと中古マンションそれぞれのメリットとデメリット
マンションを購入する際も、新築か中古かで迷うことがあるでしょう。
それぞれに特徴があり、メリットとデメリットがあります。
以下で詳しく解説していきます。
5-1.【新築】マンション
新築マンションのメリットには以下のようなものがあります。
- 最新の設備やデザインが備わっている
- コミュニティ形成しやすい
新築マンションのメリットは、最新の設備やデザインが備わっていることです。
セキュリティや共用施設も最新のものが導入されており、快適な生活を送ることができます。
また、入居者全員が新しい住民であるため、コミュニティ形成がしやすい点もメリットです。
一方、新築マンションのデメリットには以下のようなものがあります。
- 価格が高くなりやすい
- 購入前に間取りをイメージしづらい
一方で、新築マンションは価格が高めで、特に都心部では高額になることが多いです。
また、建設が完了していない物件を購入する場合、モデルルームなど用意されていることが多いですが、実際の住環境や間取りとは若干の違いがあるケースがある点に注意しなければなりません。
5-2.【中古】マンション
中古マンションには以下のようなメリットがあります。
- 費用を抑えやすい
- 管理状況を知ったうえで購入できる
- 購入後にリノベーションすることもできる
中古マンションの最大のメリットは、価格が新築よりも抑えられることです。
また、「マンションは管理を買え」とよく言われます。
マンション購入後は長く住むことになりますが、管理がしっかりされているマンションかどうかを事前に確認できる点は大きなメリットとなるでしょう。
さらに、購入後にリノベーションを行えば、新築同様の快適な空間を手に入れることも可能です。
一方で、中古マンションには以下のようなデメリットがあります。
- 設備が古いケースが多い
- 修繕積立金が高額になりやすい
- 大規模修繕でまとまった費用が必要になるケースがある
築年数が経過しているため、設備や内装が古くなっていることが多いです。
また、マンションの共用部分や建物全体の管理状況によっては、修繕積立金が高額になる場合があります。
その他、マンションは定期的に大規模修繕を実施する必要がありますが、古くなるほど実施の頻度は短く、また1回ごとの修繕費用が大きくなりやすいです。
基本的には、積み立てた修繕積立金の中でやりくりしますが、積み立てた修繕積立金で賄えなくなった場合には、別途入居社から費用を徴収される可能性がある点に注意しなければなりません。
6. まとめ
家を購入する際には、戸建てやマンション、新築や中古などさまざまな選択肢があります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、自分たちのライフスタイルや予算に応じて最適なものを選ぶことが重要です。
また、購入前には予算の決定や希望条件の整理を行い、計画的に進めることが成功へのカギとなります。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ理想のマイホームを見つけてください。
以上、はじめての家の買い方 ~ あらゆる家の買い方からあなたにピッタリの買い方をご紹介でした!
ホームマップ編集部
一級建築士や宅地建物取引士、インテリア・福祉住環境コーディネーター、住宅営業、およびファイナンシャルプランナーが在籍しております。私たちは、住宅や生活空間に関する深い知識と実務経験を生かし、読者の皆様にとって有益で実践的な情報を提供することを目指しています。家づくりに必要な知識から、インテリアの最新トレンド、資金計画まで、各分野の専門家が連携を取りながら、質の高い内容をお届けします。私たちの記事が、より良い家づくりを実現するお手伝いとなれば幸いです。