工務店の選び方 ~ 大切な6つのポイントを解説
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理想の家づくりを実現するためには、適切な工務店を選ぶことが欠かせません。
工務店はハウスメーカとは違い、お店ごとに施工品質やアフターメンテナンスのレベルに大きなバラツキがあるため、ハウスメーカー以上に事前調査が大切になります。
以下チェックポイントをまとめましたので工務店選びの参考にして頂けると幸いです。
1. 建築予定地の近くに会社がある
工務店は、建築予定地の近くにある会社を選ぶことが大切です。
近くなら何かあってもすぐに対応してもらえますし、工務店も管理コストを抑えることができるため対応品質の向上に繋がります。
また、近くなら地元の評判に直結するため、より責任を持って対応してくれるようになります。
2. 企業として安定している
工事中に工務店が倒産して家が完成しなかった…
引渡し後に工務店が倒産してアフターメンテナンスが受けられず、家の管理コストが高くなってしまった…。
など、建てた工務店が倒産すると大変なことになるので、事前に経営状況を確認しておくことが大切です。
住宅完成補償制度に加入している
住宅完成保証制度とは、工務店が倒産して工事が中断した際、注文住宅を依頼した方の負担を抑えるために、住宅保証機構によってつくられた保証制度です。これに加入している工務店であれば、家が完成しないというリスクを抑えることができます。
建設業許可申請書を確認して経営が安定している
建築業許可申請書は工務店の主たる営業所(本社)がある土木事務所で見ることが可能です。
建築業許可申請書の中にある貸借対照表や損益計算書はやや専門的ですが、売上と利益をみるだけで、工務店の経営状態をおおよそ把握することができます。
3. 自社で施工している
家造りにおいて施工の品質は重要です。
一概には言えませんが、自社施工をしている工務店であれば多くの場合、品質が安定しています。
一方で、施工を下請け業者に委託している場合は、品質が安定しないかつ、中間マージンが発生し割高になっている場合があるので注意してください。
しかし、中には下請けだけど施工品質が良く価格もリーズナブルという業者も確かにいますので、完成見学会に参加するなどして施工品質を確かめることが大切です。
4. 提案力がある
契約前の見積もり段階でこちらの要望をしっかり聞き取り、プランや提案に落とし込む力があるかを確認します。
例えば、
- ヒアリングが浅い
- 提案が雑
- 要望を否定する
- 不可能に対して代替案がない
- 自社の案を押し付ける
このような工務店は切りましょう。
5. 技術力がある
3と少し重複しますが、その工務店の技術力を見極めるに、過去に手がけた建物や現在施工中の現場、完成した建物を見学してみましょう。
見学する際には、完成された建物のデザインだけでなく、仕上げの丁寧さと工事現場が整理整頓されているかどうかを確認します。
また可能であれば、その工務店で家を建てたオーナーに実体験を聞けるようにお願いしてみるのもオススメです。
6. 担当者と相性がよい
見極めが難しいところではありますが、家のクオリティは担当者とのコミュニケーション量に比例して良くなります。
そのため、社長や担当者と自分との相性が合うかどうかは非常に重要な選定ポイントになります。
まとめ
- 建築予定地の近くに会社がある
- 企業として安定している
- 自社で施工している
- 提案力がある
- 技術力がある
- 担当者と相性がよい
以上、工務店の選び方 〜 大切な6つのポイントでした!
できるだけ多くの工務店に見積もりをとり、上記の6つのポイントを比較検討してみましょう。

ホームマップ編集部
一級建築士や宅地建物取引士、インテリア・福祉住環境コーディネーター、住宅営業、およびファイナンシャルプランナーが在籍しております。私たちは、住宅や生活空間に関する深い知識と実務経験を生かし、読者の皆様にとって有益で実践的な情報を提供することを目指しています。家づくりに必要な知識から、インテリアの最新トレンド、資金計画まで、各分野の専門家が連携を取りながら、質の高い内容をお届けします。私たちの記事が、より良い家づくりを実現するお手伝いとなれば幸いです。